Service

ヘルスケア・プラットフォーム事業

LiNQ-CIRCLE(リンク・サークル)

ヘルスケアステークホルダーをデジタルで繋ぐためには、様々な利便性の高いアプリ、サービスを提供していくことが肝要であると考えています。患者が自分の症状を記録し(PHR/Personal Health Recordデータ)、その記録データを患者同士で情報共有することもあれば、日々の症状を医療従事者に見せることで治療の意思決定につなげるということ、健康な方が自身の健康活動の状況を入れながら自身で振り返ること、場合によっては管理栄養士などに栄養指導をしてもらうなどのことなどがあります。
また患者などの一般の方々のみではなく、日々患者を診察している診療所の医師が病院の専門医に専門外の領域のことで相談をする、薬剤師が医師に対して服薬後における患者の状況を報告する、在宅医療の現場において医師や看護師、薬剤師といった医療従事者、さらにケアマネジャーや介護福祉士といった介護従事者と連携をとるといった多職種連携を行うなどの様々なコミュニケーションルートを作る必要があります。
そのような背景において、全てのアプリを当社が作り提供していければ良いのですが、時間的にも、リソース的にも現実的ではありません。当社自身も様々なサービスを提供していけるようにしながらも、そこで使われる様々な基本機能をLiNQ-CIRCLEプラットフォームのAPIを介して接続し、使えるようにすることで、当社以外が提供するヘルスケア・アプリでもその基本機能を利用して、より低コストかつ短納期でヘルスケア・アプリ開発ができるように支援していきます。

                               
■ LiNQ-CIRCLEと連携するアプリ事例紹介

LiNQ-Palette(リンク・パレット)アプリ

LiNQ-CIRCLEに接続し、患者や健常者な方々が利用することを目的として開発された当社提供のヘルスケア・アプリ群をLiNQ-Paletteアプリと呼びます。食事記録をするアプリ(食事パレット)やバイタル管理をするアプリ(からだパレット)、お薬手帳機能を提供するアプリ(お薬パレット)などがあります。
また薬局や医療機関(現在開発準備中)との連携が可能で、食事パレットやからだパレット、お薬パレットをオールインワンで提供するアプリはLiNQ-Palette(リンク・パレット)として提供されます。なお当社提供のヘルスケア・アプリ群であるLiNQ-Paleteアプリは、他の企業様において開発したLiNQ-CIRCLEに接続可能アプリにおいても1機能として提供することが可能です。
(例:バイタル管理機能をがん患者さん向けアプリに組み込むなど)

現在提供中の以下アプリは、LiNQ-Paletteへ移行中です。(2022年中に順次リリース予定)

当社の提供するLiNQ-Paletteアプリ

■ 食事パレット

食事記録をするためのアプリ。食事マスタを使ったカロリーや栄養素の記録が可能。AIによる食事画像での栄養素計算も可能。体重管理を行うために体重・体脂肪率の記録、歩数の記録も行える。

■ からだパレット

バイタル記録をするためのアプリ。血圧や体重、体温、血糖値、歩数や睡眠などの測定結果の記録が可能。特定の機種であれば、これらのデータについての自動連携も可能。

■ お薬パレット

電子版お薬手帳アプリ。JAHISの二次元コードの読み取りの他、医療機関マスタや薬剤マスタを利用した手入力の手間を減らした記録機能も提供しています。
※LiNQ-Paletteアプリでは、処方箋送信機能やオンライン服薬指導、服薬中 フォオー機能などと融合する予定です。

LiNQ-Pad(リンク・パッド)

LiNQ-CIRCLEに接続し、医師や薬剤師、管理栄養士などの医療従事者、ケアマネや介護福祉士などの介護従事者、さらには企業や健保、製薬企業など様々なヘルスケア・ステークホルダー向けに提供するサービスです。
LiNQ-Paletteアプリを利用する各利用者とのPHRデータの共有やコミュニケーションを実現します。また薬剤師から医師へのトレーシングレポート機能の実現や、診療所の医師から専門医への相談を可能とする医師同士のコミュニケーション機能(D2Dサービス)、さらには在宅医療の現場における医療従事者・介護従事者さらには家族をも含めた多職種連携、製薬企業MRと医師をつなぐなどのサービスを実現します。用途に合わせて、以下のようなサービスを提供しています。

現在提供中のパレットラインサービスは、2022年中にLiNQ-Padとしてサービス移行予定です。

現在提供中のパレットラインサービス

■ 薬局向け(現薬局パレットライン)

患者から送信された処方箋画像の管理や調剤完了後にメッセージを送る機能、患者のお薬手帳データを参照する機能、オンライン服薬指導機能、服薬中フォローアップ機能などを提供しています。また患者が記録したバイタル記録データや食事記録データなどの管理も可能で、ECサイトによる商品販売提供なども可能です。

■ 食事指導向け(現食事パレットライン)

患者の記録した食事写真データや栄養素データをもとにして、オンラインでの食事指導を実現します。食事記録データの一覧化やタイムライン上での食事についてのコメントなどが可能です。また患者の記録した食事写真・栄養素データ以外にも、体重や運動(歩数)や睡眠状況なども把握することができ、血圧や血糖値、体温といった日々のバイタルデータの参照も可能ですので、疾病管理の場面においてもご利用いただけます。

■ 医師同士のコミュニケーション機能(D2Dサービス)

医師と医師の間をつなぐためのサービスです。地域医療機関の予約からオンライン面談やファイル共有、そして面談結果の共有までを行えるようにします。
本サービスをご利用頂くことで、地域医療機関が判断に迷う症例や治療が難しい症例などを、オンラインにて大学病院や専門病院の医師に相談してもらうことが可能となります。

LiNQ-Touch(リンク・タッチ)

ヘルスケア領域においては高齢者も多く、全てをデジタルでカバーすることは難しいと考えています。そこでオフライン(リアル)の場においてオンライン(デジタル)を取り入れながら、患者とヘルスケア・ステークホルダーに利便性を提供していきます。

■ 受付管理用

医療機関や薬局において、受付管理機能を提供します。受付用iPadにタッチすることで受付が完了し、受付番号が発番されます。診察時に呼び出しや、調剤が完了した時の呼び出しには、専用管理画面において呼び出したい受付番号の「呼び出し」ボタンを押すだけで、呼び出し用iPadに呼び出し番号が表示されます。音声での呼び出し機能や、また医療機関や薬局の外で待っている患者さんにはメールを登録しておいてもらうことで、メールでの呼び出しも可能です。

ヘルスケアDXサービス構築事業

ヘルスケア領域における開発プロセスを一気通貫で行います。ビジネス・フロー設計、システム要件定義、そして基本設計以降の工程、さらにシステム保守・運用、サービス運用までを一気通貫で対応し、新たなデジタルサービス構築を支援 します。これまでの当社が携わったヘルスケアDXサービス構築事例を以下に紹介します。

ヘルスケアDXコンサルティング

ヘルスケア領域におけるデジタルサービスをご検討されている企業様や団体様向けに、まだサービス内容やシステム要件などが明確になっていない場合などにおいて、様々なご支援をさせていただきます。
例えば、以下のようなご支援をさせて頂きます。

・ヘルスケア・デジタルサービスの提供スキーム検討

  •  - 検討しているヘルスケア・デジタルサービスについての提供内容の検討支援を行います。
  •  - 弁護士等と連携を通じたステークホルダーとの関係の整理や法的な担保の支援を行います。
  •  - 他のサービスとの比較調査などを通じた、ポジショニング等の検討支援を行います。

・出来上がりのアプリ機能や画面イメージの検討

  •  - 検討中のデジタル・サービスにおける提供機能や画面イメージをより具体化するためのワイヤーフレーム作成や、UI/UX作成を支援します。
  •  - 最終的に提供するアプリのイメージをより明確化するために必要に応じてアプリ・デザイン制作なども対応いたします。

・運用やセキュリティ等を考慮したシステム構成イメージ

  •  - 提供するアプリ機能によって、どのようなアプリ提供方法とするべきか(Nativeアプリ、Webアプリ等)、どのような外部サービスを利用して実現すべきかというシステム全体図の作成を支援させていただきます。
  •  - 機微情報であるヘルスケアデータを保管する必要が出てくるため、必要に応じて、セキュリティを考慮したクラウド構成検討などもさせて頂きます。
Recruit
メディエイドでは、一緒に新たなヘルスケア社会基盤の創出を目指す仲間を探しています。
ヘルスケア・プラットフォームを、
そして様々なヘルスケア・デジタル・サービスを一緒に創っていきましょう。